現実や空想の物事をゲームを通して体験していくコンセプトのゲーム、それが「シミュレーションゲーム」です。
一口にシミュレーションゲームと言っても
- 動物やキャラクターを育成する「育成シミュレーション」
- 街やお店を経営する「経営シミュレーション」
- 飛行機や電車の操縦を体験する「実機シミュレーション」
- 仮想の部隊を率いて戦う「戦略シミュレーション」
などとジャンルが分かれます。
今回はシミュレーションゲームの中でも「ウォーシミュレーション」とも言われる「戦略シミュレーションゲーム」について紹介しますよ。
自分の頭を悩ませて戦略を練って、敵をやっつける爽快感は、他のゲームでは味わえません。
戦略シミュレーションならではの快感ですね。
そんな独特の快感を味わえる戦略シミュレーションを7作品紹介します。
難しそうに感じるかもしれませんが、ちょっと手を出して遊んでみませんか?
戦略シミュレーションおすすめスマホゲームアプリ【原作アリ編】

まず最初に紹介する戦略シミュレーションゲームアプリは、原作がある作品です。
戦略シミュレーションはコンシューマーでもよく見られるジャンルです。
なので、それらのゲームのアプリゲーム作品は戦略シミュレーションとして作成されることが多くなっていますね。
キャラクターが多いゲームやアニメ・漫画作品も、参戦させるキャラクターを増やしやすい戦略シミュレーションゲームとして作られることもあるみたいですよ。
ここではそんな原作アリ系戦略シミュレーションゲームを5作品紹介していきます。
原作がある分ゲームに入り込みやすいので、ぜひとも気軽に遊んでみてほしい作品ばかりです。
ファイアーエムブレム ヒーローズ
基本情報
どんなゲーム?

任天堂が1990年にファミコンでリリースしてから、日本を中心に全世界で愛されている、コンシューマーのウォーシミュレーションゲームの金字塔「ファイアーエムブレム」のアプリ版です。
作品の愛称は「FE」で、アプリ版だけを言う場合は「FEH」という愛称になりますよ。

1990年から2020年代まで数多くリリースされたファイアーエムブレムシリーズのキャラクターが集うお祭り作品です。
ファイアーエムブレムの特徴である練り込まれたオリジナルストーリーも繰り広げられていて、まさしくファイアーエムブレムの魅力がぎゅっと詰まった作品ですね。
おすすめポイント
- ファイアーエムブレムキャラクター大集合!主役から脇役、悪役まで参戦!?
- アプリ独自のオリジナルストーリー展開!舞台を活かしたアプリならではのキャラクターも!
- 手強いシミュレーションinスマートフォン!一筋縄ではいかない難易度!
遊んでみた感想レビュー

全世界で愛されている「ファイアーエムブレム」をアプリに落とし込んだ作品です。
美女&イケメンたちが運命を背負って戦うという共通の世界観は、世界的にも非常に人気ですね。
その運命を背負って戦ってきたキャラクターたちが、一堂に会して共に手を取り合い、時には敵として戦うのがFEHです。
プレイヤーは「アスク王国」という国に呼ばれた「召喚士」で、様々なFE世界から「英雄」を呼び出して共に戦っていきます。
この英雄がFEで言う「ユニット」になるのですが、このユニットとして参戦しているキャラクターはかなり幅広いんですよ。
- マルス
- ロイ
- アイク
- リン
といった主人公格はもちろん
- リフ
- アーダン
- バーツ
のような脇役
- ガーネフ
- ガロン
- ギャンレル
- ウルスラ
といった悪役まで使えてしまいます。
参戦作品も第一作目の「暗黒竜と光の剣」から最新作「風花雪月」まで、参戦人数の差はあれど全て出ていますよ。
時期になればキャラクターが季節の衣装に着替えた限定バージョン「超英雄」になって登場することもあり、バリエーションはとても豊かです。

ストーリーはアプリ独自の展開です。
「アスク王国」の王族「アルフォンス」と「シャロン」、そしてアスク王国の特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の隊長である「アンナ」を中心に置いたストーリーが繰り広げられます。
ストーリーに登場する国の様子が本家FEから見るとかなりファンタジーに寄っていて、キャラクターもそれに合わせてかなり多彩になっているのが特徴ですね。
特に今までは人間ではない種族といえば、獣のような姿になれる「ラグズ」やドラゴンになれる「マムクート」でしたが、それ以外にも登場しています。
妖精や小人などという種族も登場していて、アプリ版独特の広がり方を見せていますね。

コンシューマーゲームではかなり広かったはずのマップですが、アプリではスクロールなしで小ぢんまりしてしまっています。
なので、コンシューマーに比べるとかなり動きが制限されやすく、戦略性を高めるのに役立っているように見えます。
限られたマスの中でどうやって動けばいいのか、誰を囮にしてどうやって戦うべきかが求められますよ。
相手のキャラクターがどんな能力を持っているのか、どんなスキルを使うのかもちゃんと観察する必要があるので、アプリならではの読みあいが楽しめます。
特に高難易度では一筋縄ではいかないような相手ばかりが出てくるので、アプリだからといってナメていてはいけません。
総じて、FEシリーズの魅力にアプリ版独自の要素をプラスして、さらにおいしくなったFEシリーズのお祭り作品といった感じです。
今までのFEファンはもちろん、新しいシリーズのファンや新しくFEに触れるファンも楽しめるように作られているので、手軽にFEを遊びたいならおすすめの作品ですよ。
スーパーロボット大戦DD
基本情報
どんなゲーム?

様々なロボットアニメやロボットゲームに登場したロボットたちが共に戦う、クロスオーバー系シミュレーションゲームのアプリ版です。
略称は「SRW」「スパロボ」などが使われていますが、アプリ版のみを言う場合は「DD」が使われます。

古今東西新旧様々なロボット作品から、幅広いロボットが参戦して、アツい戦いを繰り広げるコンシューマーの人気作品です。
アプリ版でもコンシューマーと変わらず、アツいストーリーが繰り広げられ、幅広い作品参戦が進められていますね。
おすすめポイント
- 参戦作品はコンシューマー顔負けの幅広さ!ロボット以外も登場!?
- SRWならではのストーリー展開!アプリでもやっぱりアツい!
- 戦闘アニメーションがスゴイ!アプリでも手抜きは一切ナシ!
遊んでみた感想レビュー

ファイアーエムブレムシリーズと並んで、日本でかなり長い歴史と高い人気のある戦略シミュレーションゲームのアプリ版です。
その魅力はやっぱり参戦作品の幅広さだと思いますね。
「どんなゲーム?」の欄でも言いましたが、古今東西新旧入り混じった作品の参戦発表は、いつも新作が出るたびに盛り上がるポイントです。
アプリ版のスパロボ「DD」でも多彩な作品が参戦しています。
定番の
- マジンガーZ系統
- 機動戦士ガンダム系統
- ゲッターロボ系統
はもちろん
最近は参戦が見られなかった
- コンバトラーV
- ボルテスⅤ
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 無敵鋼人ダイターン3
といった作品や、
- 獣神ライガー
- アルドノア・ゼロ
- 魔動王グランゾート
- ゼーガペイン
という、コンシューマ未参戦の作品も登場しています。
さらにはロボットではない「デビルマン」がまさかの参戦をするなど、コンシューマーでは実装できそうにないキャラクターも出ているんですよ。
まだまだ参戦作品は多い方ではないのですが、これからアプリが発展していけばもっとたくさんの作品からキャラクターが出そうですね。

ストーリー展開はアプリ独自のものです。
アプリに登場するオリジナルキャラクター「メグ」や、オリジナルロボット「ディーダリオン」を主人公にして話が進んでいきます。
アプリでも濃厚でアツいストーリーは変わらず、その内容はコンシューマーに出しても十分に通用すると思いますね。
先がどんどん気になる展開なので、思わずゲームを進めたくなります。

スパロボシリーズといえば、戦闘のときに再生されるアニメーションが抜群にいいことが有名ですね。
もちろんアプリでもアニメーションの良さは全くクオリティを落としていません。
コンシューマーのようになめらかに動き、ダイナミックな動きで必殺技を見せてくれます。
武装ごとにアクションも変わるので、全てのアクションを見たくなること間違いなしですよ。
総じて、スーパーロボット大戦シリーズに求められている良い部分を全く落とさずに、アプリに落とし込んだ、間違いなくスパロボのアプリといった感じのゲームです。
参戦作品はまだまだコンシューマーよりも少ないのですが、アプリの性質上更新が続けば多彩な参戦作品を誇るようになると思いますね。
ラングリッサーモバイル
基本情報
どんなゲーム?

「日本コンピュータシステム(メサイヤ)」が発売していた人気ゲームシリーズ「ラングリッサー」をアプリゲームにした作品です。
作品の略称は「ランモバ」で、アプリの公式の略称としても使われていますね。

「ラングリッサーⅤ」から更に時が流れた世界で、再び聖剣「ラングリッサー」を巡る戦いが展開されていきます。
ラングリッサーを知らなくてもストーリーが楽しめるので、ラングリッサーシリーズ入門編としてもおすすめです。
おすすめポイント
- ラングリッサーシリーズの実質最新作!ストーリーは本編から陸続き!
- イラストは完全に当時そのまんま!うるし原節全開のキャラクターデザイン!
- 難易度は高め!多彩なキャラクター育成が求められる!
遊んでみた感想レビュー

1991年に「日本コンピュータシステム」の「メサイア」というゲームブランドから発売された人気シミュレーションRPGのアプリ版です。
2015年に「ラングリッサー リインカネーション―転生―」が発売されてから、ストーリーが進む最新作が出ていなったラングリッサーシリーズの、実質最新作ですね。
ストーリーはラングリッサーⅤの続きで、Ⅴの150年後です。
主人公はⅣの主人公「ランディウス」の直系の子孫と設定されていて、「ジェシカ」「ボーゼル」といったお馴染みのキャラクターも登場しますよ。

登場するキャラクターのイラストは完全に統一されています。
それも原作でキャラクターデザインを務める「うるし原智志」さんのイラストそのまんまの印象です。
男性キャラクターも女性キャラクターも、うるし原智志さんの癖も良さもたっぷりと練り込んだイラストで登場していますよ。
独特の雰囲気を持つラングリッサーならではのキャラクターたちと、また冒険をすることができます。
作中に登場するスキンのイラストもそのままのタッチで、いつもの雰囲気とは違う仲間たちのイラストも、うるし原智志さんの絵柄で楽しめます。

ゲームの難易度は高め。
正直、一人のキャラクターだけを育てていても絶対に勝てないような仕様になっています。
キャラクターを複数育てて、臨機応変に編成を変えて、進めていかなければなりません。
ですが、しっかり育てていけば低レアのキャラクターでも戦えるバランスなので、低レアキャラ好きでも楽しめると思いますよ。
総じて、ラングリッサーシリーズ待望の最新作とも言える作品で、ラングリッサーファン垂涎の内容のゲームです。
育成次第ではどんなキャラクターでも活躍させることができるので、好きなキャラクターをどう立たせるのか考えるだけでも楽しめると思いますよ。
ドラゴンクエストタクト
基本情報
どんなゲーム?

「スクウェア・エニックス」が発売している、日本の代表的なRPG「ドラゴンクエスト」シリーズのアプリゲームです。
略称は「DQT」「DQタクト」などが使われています。

実はドラゴンクエストシリーズ初のシミュレーションRPG作品だそうですよ。
操作するのは人間キャラではなく、ドラゴンクエストモンスターズシリーズのようにモンスターたちになります。
おすすめポイント
- ドラクエシリーズ初のシミュレーションRPG!モンスターたちを戦略的に動かして戦え!
- 個性的なモンスターたちのストーリー!仲間たちと共に旅に出よう!
- ドラクエならではの演出も!ユニットドロップの仕様が…!?
遊んでみた感想レビュー

日本の代表とも言えるRPG作品「ドラゴンクエスト」を原作にした戦略シミュレーションRPGです。
ドラクエシリーズに登場する、個性豊かなモンスターたちを操って戦う作品ですよ。
モンスターたちは見た目の他にも能力値やスキルなどで個性を持っていて、それぞれにできることが違います。
たくさんの仲間がいる中からプレイヤーはモンスターを育てて、臨機応変に戦っていかなければなりません。
戦略性がより必要になるゲーム性の作品です。

ストーリーもモンスターたちが中心となって展開していきます。
なので、他のドラクエシリーズとはちょっと毛色が違う雰囲気ですね。
どちらかというと「スライムもりもりドラゴンクエスト」シリーズのような雰囲気です。
ドラゴンクエストモンスターズのようなドラクエのモンスターにスポットが当たる作品が好きなら、きっと好きになれると思いますね。

ちなみに、数多くの部分にドラクエらしさが残っているのがこの「DQタクト」の特徴です。
レベルアップの音や、クエストに入るときの音などのSEはもちろん、ゲーム画面もドラクエらしさ全開ですね。
それよりも驚いたのが、クエストでドロップしたモンスターが仲間になる演出です。
ドラクエシリーズおなじみの「○○が起き上がり~」のフレーズが演出に使われています。
ドラクエシリーズ好きにも嬉しいゲームの作りで、よりドラクエが好きになりますね。
総じて、ドラクエシリーズとドラクエに登場するモンスターたちへの愛に溢れた作品です。
キャラクターではなくモンスターにフォーカスを置いたゲームデザインで、よりモンスターたちへの愛着が深まっていくような作品になっていますね。
WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争
基本情報
タイトル | WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争 |
運営会社 | スクウェア・エニックス |
配信開始日 | 2019年11月14日 |
ジャンル | シミュレーションRPG |
アプリDL | iOS / Android |
どんなゲーム?

「スクウェア・エニックス」が発売している日本を代表するRPG「ファイナルファンタジー」のシミュレーションRPG作品です。
タイトルはかなり長いので、基本的には「FFBE 幻影戦争」と呼ばれています。
アプリのダウンロード画面でも「FFBE 幻影戦争」と書かれていますので、これが公式の略称ですね。

舞台はアプリで展開していた「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(以下:FFBE)」と共通ですが、時間はFFBEの世界よりも前を描いています。
なので、ストーリーは別のものが用意されています。
FFBEを遊んでいなくても楽しめるようになっていますよ。
おすすめポイント
- FFでタクティクスバトル!まるでコンシューマーの作品のよう!
- 濃密なストーリー展開!フルボイスで臨場感抜群!
- FFならではの要素も登場!迫力の演出も!
遊んでみた感想レビュー

「スクウェア・エニックス」が発売している、日本の国民的RPG作品「ファイナルファンタジー」のアプリ作品です。
コンシューマーで発売されている「ファイナルファンタジータクティクス(以下:FFT)」のようなシミュレーションRPGとなっています。
開発しているのは人気アプリシミュレーションRPG作品「誰ガ為ノアルケミスト(以下:タガタメ)」や「ファントムオブキル(以下:ファンキル)」をリリースしている「gumi」ですよ。
作風からわかる通りにFFTを強く意識したゲームシステムが採用されていますね。
また、タガタメやファンキルのような強い戦略性を求められるゲームになっているため、決して難易度は低くありませんが、やりごたえは抜群になっています。

シナリオ面でもFFTの影響が強く出ていて、濃密です。
多くの国や人が複雑に絡み合ったような内容で、ファンタジーというよりも群像劇として展開していきます。
シナリオのセリフはフルボイスで再生されるので、とても臨場感に溢れていますね。
魅力的なキャラクターと魅力的なストーリーは、シリーズ作品が出ていないFFTファンには嬉しい内容だと思いますよ。

FFBE 幻影戦争はFFシリーズとはちょっと違うシステムを使っているゲームですが、FFらしさもしっかりと残っています。
「ジョブ」システムやマスコットキャラクター「チョコボ」の登場もありますね。
さらに条件次第ではド派手なエフェクトで戦場に大きな影響を及ぼす「召喚獣」も呼べてしまいます。
この召喚獣は強いだけでなくフィールドに動きを加えたり、変化を加えたりすることもあるので、ただ呼び出すだけではない、というのも面白いところですね。
総じて、FFシリーズというよりFFTに連なる作品だと考えられる、FFシリーズでも珍しいシミュレーションRPG作品です。
FFTで作ったノウハウを強く生かしている作品で、普通のRPGではないFFを遊びたいファンにはぴったりですよ。
戦略シミュレーションおすすめスマホゲームアプリ【オリジナル編】

次に紹介するのは、原作がなくてオリジナルの展開を見せる戦略シミュレーションアプリです。
原作がある作品だけでなく、アプリから出たオリジナルの戦略シミュレーションゲームも数少ないのですがあります。
そのアプリオリジナル作品を2つ紹介しますね。
原作がある作品よりも難易度が高いという特徴はありますが、非常にやりごたえのあるゲーム性が特徴ですよ。
原作にあまり愛着がない、あまり原作を知らない、というプレイヤーにはおすすめです。
誰ガ為のアルケミスト
基本情報
どんなゲーム?

「FFBE幻影戦争」にも関わっている「gumi」が手掛けた人気シミュレーションRPG作品です。
タイトルの略称は「タガタメ」で、公式でも使われています。

オリジナル作品らしく、ゲームオリジナルのキャラクターがたくさん登場し、個性的なキャラクターたちの作り出す深いストーリー展開がウリの作品ですね。
しかし、ライトそうな作品デザインに反してゲーム難易度は高めで、やりごたえがある作品になっていますよ。
おすすめポイント
- 「錬金術」を巡る壮大な物語!数多くのキャラクターが絡み合うストーリーは必見!
- 難易度は高め!戦略で高みを目指せ!
- メディアミックス多数!アニメ映画から三次元舞台まで!
遊んでみた感想レビュー

戦略シミュレーションRPGの他にもたくさんのジャンルのゲームを作ってきたデベロッパー「gumi」の人気シミュレーションRPG作品です。
ちなみに運営はgumiの子会社の「FgG」がしていますね。
かなりたくさんのキャラクターが登場する作品で、登場キャラクターは私が手動で数えた結果、なんと319人もいましたよ(2021年6月現在)
コラボもとても盛んにやっていて、コラボキャラクターも多数登場します。
オリジナルキャラクターはもちろん全員が魅力的で、低レアキャラクターのファンもいるくらいです(私も含めて)
さらにはどんなキャラクターでもゲームで使えるように、低レアキャラクターも努力次第では実用可能なレベルにまで強さを引き上げることができますよ。
また、彼らが作り出すストーリーは濃厚で重厚です。
本編はもちろん、イベントストーリーや外伝ストーリーも定期的に配信されていて、かなり充実しています。
今から始めると各種ストーリーだけでかなりの量があるので、読みごたえは抜群ですね。

ライトノベルを思わせるようなストーリーや、幅広い属性を押し出した個性的なキャラクターたちの雰囲気に反して、ゲームの難易度自体は結構高い印象でした。
その難易度は普通のストーリーモードですら、ちゃんと高評価でクリアするなら難しい部分があるくらいです。
先程も書いたとおり、どんなキャラクターでもゲームで使えるように強化できることはできるのですが、高難易度をクリアするならいわゆる「人権キャラ」が必要になることもありますよ。
いないとむしろキツイので、リセマラやガチャで手に入れられるときに手に入れておいた方がいいとも言えるレベルですね。
さらに、キャラクターの強化のために高難易度のステージに挑まなければならないという部分もあるので、手持ちのキャラクターによってはかなりいばらの道を歩むこともあります。
しかしながら低レアキャラも強化すれば十分にゲームを楽しむことができるという難易度はかなり高い水準でバランスが取れていますね。
攻略に関しても人権キャラがいなくてもクリアすることはできるので、戦略やキャラクター同士のシナジーを考える柔軟な発想が重視されたゲームデザインとも考えられます。

そしてこのタガタメの特徴ですが、コラボだけじゃなくてメディアミックス展開も多方向にされていることです。
漫画作品になっているということはもちろん、アニメ映画が製作されていたり、三次元の舞台化まで経験しています。
そして、漫画作品もアニメ映画も、三次元舞台もそれぞれ別のシナリオが用意されていて、全てが全て違ったストーリーを見ることができますよ。
ちなみに、実はゲーム本編で展開されているメインストーリーは一度もメディア化されたことがなかったりします。
総じて、ライトノベルのようなキャラクターやシナリオで展開される濃厚なストーリーと、それに反する高難易度のゲームデザインが特徴の作品です。
手軽にパパっと遊んで強くなれるようなゲームではありませんが、コツを掴んで勝てるようになったときの感動は他のゲームでは味わえないものですよ。
手ごたえのあるゲームを探している人はぜひとも遊んでみてください。
ファントムオブキル
基本情報
どんなゲーム?

「誰ガ為のアルケミスト(以下:タガタメ)」を開発したgumiがリリースしている、もう一つの人気シミュレーションアプリゲームです。
タガタメよりも先にリリースされていた作品で、gumiのゲームの中でも比較的長寿ゲームとして愛されています。
略称は「ファンキル」で、ファンだけでなく公式にも使われていますよ。

伝説の武器を萌え擬人化したキャラクターが多数登場する作品です。
タガタメと比べても女性キャラクターの割合がとにかく多く、より萌えに寄ったキャラクターデザインが特徴ですね。
おすすめポイント
- 萌え擬人化された武器「キル姫」がとにかく可愛い!タイプの違う女子がいっぱい!
- 難易度は高め!制限が多いマップも登場!?
- コラボも多数展開!二次元から三次元まで参加!
遊んでみた感想レビュー

タガタメの開発陣と共通のメンバーが多い開発陣によって作られたシミュレーションRPGです。
タガタメとは大きく差別化されたゲームデザインで、使えるユニットはほぼ全てが女子キャラクターです。
キャラクターは萌え擬人化された神話上の武器「キル姫」で、全員が全員個性的なキャラクター付けがされていますよ。
それと同時にありとあらゆる萌え属性がつけられていて、ゲームをやっていれば一人は絶対に推し斬ル姫が見つかるレベルで全員が可愛くなっています。

そして、同じ運営がゲームを制作・運営しているからか、タガタメと同じくかなり多くの作品とコラボしています。
- ダンジョンに出会いを求めるのが間違っているのだろうか
- この素晴らしき世界に祝福を!
- Re:ゼロから始める異世界生活
- カードキャプターさくら
などの、魅力的な女子キャラクターが人気の作品とコラボしている他
- PSYCHO-PASS
- Fate/stay night
といった男性キャラクターも魅力的な作品ともコラボをしていますよ。
ですが、登場するキャラクターは全員女子のみなので、男性キャラクターは参戦していません。
さらには三次元のアイドルグループ「でんぱ組.inc」ともコラボし、でんぱ組メンバーがユニットとして作中に登場しています。
もちろん、タガタメとのコラボもありますよ。

ゲーム難易度はタガタメと同じく高めです。
進めるストーリーの章によっては大きく制限がかけられるようになっていて、中には「決められたユニットのみ&一度倒れたユニットは使用できなくなる(いわゆるロスト)」という厳しい制限がかけられる章もあります。
その代わり、ゲームの難易度はかなりバランスが取れているため、高レアキャラクターだけでなく低レア縛りでも十分な攻略ができるようになっていますよ。
高レアキャラクターを全然持っていない人でも、工夫次第では遊べるようになっているということですね。
総じて、萌え擬人化を全面的に押し出したライト向けのゲームデザインなものの、意外とシビアで硬派な難易度を持っているゲームです。
露出の高いキャラが多くて、萌え萌えキャラクターだらけの今作を、見た目で「嫌だなあ」と思う人もいるかもしれませんが、それで食わず嫌いをしてはもったいないです。
やりごたえのあるゲームを探しているなら、ぜひともやってみて欲しい作品の一つですね!
まとめ

今回は手強い戦略シミュレーションゲームを7作品紹介しました。
全体的に難易度が高くて、どこか手を出しにくい印象がある戦略シミュレーションですが、中にはライトなプレイヤーでも遊べる作品もありますよ。
特に原作のある作品は比較的ライトな層でも遊びやすいものが多いので、まず手を出すなら原作付きのものを選んでみてはいかがでしょうか。
もちろん手ごたえのあるゲームを遊びたいと言う人は、最初から難易度の高いオリジナル作品を遊んでみるのもいいですね。
今回の記事を参考に、ぜひとも自分に合った戦略シミュレーション作品をあそんでみてください。
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